線路を行く

高松智徳による鉄道趣味ブログです。

稔りの秋田、こまち(4) - 番外編 船岡踏切

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↑ちなみに焦点距離115mm(35mmフィルム換算で約230mm)で撮影、ここのポイントで望遠レンズは必須。

 

 

 4つ目は、稲穂な風景じゃなくて、今回の『稔りの秋田、こまち』というテーマにそぐわないため、“番外編”という扱いで紹介。

 

 JR奥羽本線羽後境大張野にある「船岡踏切」という踏切。

 この付近に該当する、秋田新幹線の大曲~秋田は、田沢湖線ではなく奥羽本線区間になるんだけど、普通列車とは線路も共有する田沢湖線区間と違い、普通列車と線路幅が異なるので線路が別々(※但し、一部は行き違いなどで三線軌条にしている箇所あり)で、

 この踏切の辺りは、下り(秋田方面行)進行方向の左側が普通列車用、右側が新幹線用の複線になっている。普通列車用線路側の踏切遮断機と警報機の隙間から、視界の脇や前方を遮る標識柱や架線柱を望遠レンズ(※換算200mmくらいは必須、出来ればズームで換算400~600mmまで対応できると構図の自由度で余裕が出来ると思う)で抜いて、反対側の新幹線用線路を行く秋田新幹線上り(大曲, 盛岡 方面行)「こまち」を狙う感じ。

 午後が順光。但し遅い時刻になると架線柱や架線の影の処理が難しくなってくるので注意。あとスペースが狭いので、人数は1人2人が限界、三脚もあまり広げられないので手持ちでの撮影を覚悟しておいた方がいいかも。

 

 田沢湖線区間だけでなく奥羽本線区間でも撮っておきたいと思ったからなんだけど、正直言うと、なかなかテーマに合う撮影地選定が事前に上手く出来なかったというのが実情。和田~四ツ小屋で探せば良かったか?

 ここで撮るにしても、レンズはもう少し望遠効くのがあればなあ。現状だと「LUMIX G VARIO 14-140mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」の望遠側焦点距離140mm(換算約280mm)が限界なのよね。

 「LEICA DG VARIO-ELMARIT」のズームレンズシリーズ(標準ズームの12-60mmは持ってる→記事、あと広角用の8-18mmもあるらしい。)で望遠用の50-200mm(要は換算で400mm程度まで行ける)が今度出るって噂があるから待ってるんだけど、発売はいつなんやろか、あと値段(←超重要)。

 

 

■行き方(※奥羽本線羽後境駅から)

1. 駅の西側出口(駅舎のある方)を出て、正面の道を進む。

2. 右手にある郵便局を過ぎた次の角を右折。

3. 県道176号線を暫く道なりに進む。

4. 「合貝」という大きな交差点に出るが、曲がらず直進。

5. 奥羽本線の線路を越えた次の角を左折。

6. 暫く道なりに行く。

  ⇒途中、県道28号線と交差するが、直進。

7. 「一ノ渡簡易郵便局」(右手)を過ぎた次の角を左折。

8. 道なりに神社の鳥居(左手)脇の坂を下りていくと、「船岡踏切」が見えてくる。

9. その踏切を渡った先の遮断機と警報機の隙間辺りがポイント。

 駅から徒歩約35分。

 

 

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↑ぎゃあああああーーーーーっ!!架線柱の影があああ!!。車両基地(?)が秋田の方にあるため、その出入庫の関係で、田沢湖線普通列車用の701系5000番台も(新幹線用の線路を)通過する。ちなみに当日は15:05頃に遭遇した。

 

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↑線路東側(国道13号線方側ではなく、「一ノ渡簡易郵便局」方側)から見た船岡踏切付近全景。手前の線路が新幹線用、奥が普通列車用。

 

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↑船岡踏切アップ。

 

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↑踏切にあった看板。E3系485系が並走してきたらどんなに嬉しいことか。E3系E491系(だよな?下のヤツ)の離合とか見てみたいわ。