線路を行く

高松智徳による鉄道趣味ブログです。

稔りの秋田、こまち(3) - 鑓見内

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↑1つ目のポイントで撮影。踏切と画面手前左下をもう少し上手く処理出来なかったかと今になって後悔している。精進に努めます。

 

 

 3つ目は、JR田沢湖線鑓見内駅近くの田圃地帯。手前に写る稲穂だけでなく、バックの山々の稜線もイイ感じの撮影地。

 

■行き方

1. 鑓見内駅ホームから階段を下りて、正面の道を進む。

2. すぐ突き当たりで右折、暫く道なりに行く。

  ⇒線路に並行して盛岡方面へ。

  ⇒途中から左手に小さな川も並行する。

3. 踏切(「第一鑓見内踏切」)へ抜けられる道と交差するが、そのまま直進。

4. 右手にある民家(?)を過ぎると、道の舗装がなくなり、農道的な感じとなる。

5. その辺り(農道上)が1つ目のポイント。

6. そのまま農道を道なりに進むと、

  ⇒農業用車両も通らないのか、道は草茫々で荒れ果て段々険しくなる

  ⇒あまり立て付けの宜しくない小さな橋も渡る

  ※無理そうな場合は「3.」の踏切で線路反対側に出て向かった方がいいかも。

7. 2つ目の踏切(「第二鑓見内踏切」)と交差するので、右折。

8. 踏切を渡る手前付近が2つ目のポイント。

 1つ目のポイントは駅から徒歩約5分、2つ目のポイントは駅から徒歩約10分。

 どちらも下り(大曲, 秋田 方面行)列車を狙う、午後少し遅めが順光。

 ちなみに他のサイトでは「第一鑓見内踏切」近くの線路西側からもいい感じに撮れると書いてあるトコもあるけど、当日行った限りは前方にビニルハウスの骨組みみたいなのがある(農家さんがコメから転作された?)ので、(構図的に)期待しない方がいいと思う。

 

■メリット

1. 駅から近い。

2. 線路脇に建物が少ないため、背景が煩くない。

 

■デメリット

1. 鑓見内駅はトイレが無く、近くに借りれそうな施設も無い。

  ⇒列車で来る場合は駅到着前に車内で済ますしかない。

  ⇒あとは携帯トイレとか、最悪野ション

  ⇒自販機も無いので食料飲料の事前準備も欠かさずに!!

 

 

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田沢湖線普通列車も(ry←しつこい!!。701系、個人的に結構好きなのよね。角張った無機質なステンレスボディのメタル感が、東北の自然とのギャップを感じられて面白いというかなんというか(日本語不自由過ぎるorz)。

 

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↑2つ目のポイントで撮影。編成重視でカーブしているのがイイ場合はこっち。

 

 

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↑あら、なんて素敵な女性!(なんだ絵じゃねーか!!)。なお、「線路を行く」では列車と一緒に写ってくれる美しい方をワリとガチで募集中です。※但し報酬は一切出ません。

 

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↑上のヤツが巣を作り始めたと思ったら、下からもう1匹出てきてケンカ始めた。せっかく遠くまで来たんだから、鉄道以外も撮りたいよね。

 

 

 

稔りの秋田、こまち(2) - 第一玉川橋梁付近

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 ↑一昨日インスタグラムの方に先行で挙げた写真。アカウントお持ちで気に入って頂けたら「いいね」オナシャス。

 

 

 2つ目は、JR田沢湖線の角館~鶯野にある、「第一玉川橋梁」で玉川を渡るシーン。 ここも有名な撮影地群で、インターネットなどでは、玉川の土手や河川敷、あとは線路の東側で並行して玉川を渡る国道105号線の橋の歩道から撮影したと思われる写真も見かけるけど、

 今回は“稲穂を行くこまち”がテーマなので、橋梁北西部から、橋と田圃を絡めて撮れるポイントを掲載する。

 

 穏やかに晴れたし、連休初日で秋田新幹線「こまち」の運行本数が増発されていたので、構図などじっくり悩んで色々試せたのが良かった。今回の旅行では一番の、(ヘタクソな)自分の中では満足の出来。

 

■行き方

 鶯野駅からが近いけど、鶯野駅は列車の停車本数がかなり少ないので、ちょっと遠いけど「こまち」も停車する角館駅から行くのがオススメ。

1. 角館駅を出て、左の道へ。

 ⇒(「ホテルフォルクローロ角館」と「旅館 やまや お食事処」の間の道)

2. 暫く線路沿いを進む。

3. 陸橋(跨線橋)の下に出るが、手前で右折。

4. 少し歩くと陸橋へ出られるので、その陸橋を進み線路の反対側へ。

5. 「下菅沢」という交差点に出るので、右折。

6. そのまま国道105号線を暫く進み、玉川を渡る。

7. 渡り終えた辺りで、国道の右脇に分岐する細い道へ入り、坂を下る。

8. 国道を潜れる道と交差するので、そこで右折。

9. 暫く進むと、田沢湖線の線路を潜る。

10. 潜った後、次の右手の農道へ入り、数十メートル進んだ辺りがポイント。

 角館駅から徒歩約35分。下り(大曲, 秋田 方面行)列車を狙う。午後順光。

 

■メリット;

1. 国道沿いにはコンビニや飲食店があるので、トイレや食料調達にはあまり不便しない。

2. 徒歩35分かかるとは言え、角館駅は「こまち」も停まるし、駅前にはタクシーもそこそこ居るので、交通の便は悪くない(いいとも言えないがw)。

 

■デメリット;

1. 農道上なので田植え期や収穫期は農作業の車両等で撮影に難が出る可能性あり。

  ⇒ちなみに当日は石材屋(近くに墓地がある)の方が出入りしていたので、難は無かったけど一応声は掛けておいた。

 

 

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田沢湖線普通列車も撮影可能。但し本数はかなり少なく、順光で撮れそうな(※後追いとなる上り列車は除く)定期旅客列車は現時点では角館12:43発と16:26発(※時刻変更の場合あり)の2本のみ。

 

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↑さっきから写真の上の方の空の辺りにある複数の黒い点の正体はコイツ。レンズやセンサーのゴミではない、と一応断っておく(多分)。

 

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↑川の近くの方の区画は収穫時期を遅らせてるのか、粒は出来始めているもののまだ青々強い(?)状態だった。ちなみに土手は草茫々で荒れていたので、夏場に土手の橋梁近くから撮るのはあまりオススメしないかな。

 

 

 

稔りの秋田、こまち(1) - 谷地跨線橋

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↑構図次第では、駅の予告盤(?正式名称ワカラン、架線柱に掲げてある黄色いヤツ)が入るのがいいね、どこで撮ったか一目瞭然。

 

 

 まず1つ目は、秋田県内じゃないっていう……(汗)。お隣の岩手県だった。しょっぱなからコンセプト外れてるじゃねーか!!

 『稔りの岩手、こまち』に訂正します。いやそーすると“秋”と“田”で掛けてたのがパァにorz。やっぱり戻します、『稔りの秋田、こまち、お隣の県編』ってことでお許し下さい。

 

 盛岡市の中心地・盛岡から少し外れたところにあるJR田沢湖線跨線橋から俯瞰で撮影出来るそこそこ知られたポイント。

 

 「こまち」の通過時刻を読み間違えて(上り(盛岡, 東京 方面行)列車は田沢湖から盛岡まで無停車が多く予測し辛い)、2本くらい見逃したのが失態だった。もっといろんな構図を試したかったんだがorz。「こまち」E6系は結構静か+踏切は近くない+住宅等で視界も遠くまでひらけてない、で列車の接近に気付けないので、その辺は注意が必要。構図の自由度は高いので、機会があるならリベンジしたい。

 

 撮影地から一番近い駅、田沢湖線大釜駅からの行き方。

1. 駅を出て、ロータリー左奥の方にある岩手日報の販売センターの前へ。

2. 左方の抜け道みたいになってる歩道の坂を降りる。

3. 出た道を東(盛岡駅方向)へ進む。

4. 県道16号線の陸橋を潜るが、そのまま道なりに暫く行く。

5. その次の陸橋は潜らずに手前で右折。

6. 陸橋の袂に出るので、陸橋の歩道を登っていく。

7. 田沢湖線の線路を越える手前辺りがポイント。

 駅から徒歩約25分。上り列車を狙う。午前順光。

 

 

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田沢湖線普通列車も撮影出来るけど運行本数はあまり多くない。普通列車は全て701系5000番台で、大体は写真のように2両編成だが、一部は通勤時間帯などで編成を2つ繋げた4両編成の列車もある。

 

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↑撮影ポイントにある跨線橋の銘盤(?)。山に稲穂と、まさにここで撮れるものがデザインされている(どうせなら「こまち」も入れてくれ!!)。

 

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↑「行き方」の「5.」で、陸橋手前で右折せずに左折し少し線路に近づいた辺りでも、こんな感じで撮影出来る。

 

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↑同様に普通列車も。4両編成だとこんな風に撮れる。

 

 

 

稔りの秋田、こまち

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↑橋を渡り、収穫寸前(?)の田圃脇を駆け抜ける、秋田新幹線「こまち」E6系。JR田沢湖線、角館~鶯野にて。

 

 

 7月の山形新幹線(→該当記事)、先月の高徳線(→該当記事)、に続く“遠征”第三弾は、

 『稔りの秋田、こまち』というコンセプト(?)で、

 稔りの秋なこの季節に相応しく、黄金色に輝く稲穂のある風景を行く秋田新幹線「こまち」を撮りに行くことにした。

 

 高畠での山形新幹線撮影(→該当記事)で、水田地帯を走る列車の撮影というのに手応えを感じたので、今度は是非たわわに稔った(?)収穫期に行こう、と。同じ山形新幹線でも良かったけど、違うところにも行ってみたかった(気まぐれな性格なモンでw)ので、似たような感じ(ミニ新幹線で米ドコロを走るし)な秋田新幹線……ってな流れ。まだE6系に乗ったことなかったから、ここいらで乗っておきたい、っていうのもあったかな。

 

 黄金色に輝く稲穂を、赤と白の「こまち」が駆け抜ける……。非常に素晴らしい光景だった。

 来年もまた訪れたい(まあその時は気が変わってるわけだがw)し、次は季節・場所を変えて違うコンセプトで……ってのも悪くないね。

 

 毎度の如く、複数の記事に分けて掲載します。色々な作業の合間にやるので、全部終わるまで数日かかるかもしれませんが、予めご了承ください。

 

 

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甲種輸送 at 長津田 - 東急6000系中間増備車

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JR横浜線長津田駅構内の引き込み線へ進入する機関車(DE10形でいいのかな?)と東急6000形中間増備車。ちなみに引き込み線からスイッチバックする形で東急の荷受け線へと繋がっている。機関車は方向転換し、6000系を後ろから押す形(推進運転)で荷受け線へと持っていく。

 

 

 今日は甲種輸送を撮影してきた。

 

 甲種輸送、まあワタクシも詳しくないのでようワカランけど、要は、

 出来たばっかの新型車両だとか、大改造(または修理)の為に鉄道車両をメーカーの工場へ持っていく(or 改造後に工場から持ってくる)とか、遠くの路線用に移籍させるとか、の理由で、

 その鉄道車両が自走出来ない線区を、機関車が代わりに牽引して運ぶ(貨物輸送)、

 的なヤツね。

 まあ大体は新型車両(を機関車で牽引して輸送するケースを指す場合が多いと思う)。ワタクシら一般人にとっては、その車両(系列)が初めて“線路をゆく”シーンをお目に掛かれる(撮れる)ワケだし。結構貴重なシーン。

 

 昨日今日(2017年8月29日30日)と、東急大井町線急行電車で使用されている東急6000系の中間増備車が甲種輸送されるということで、早速撮ってきた。

 東急大井町線の急行電車は、今は6両編成で運行されているけど、朝ラッシュの混雑を緩和(のために輸送力増強)するため、今年度中に7両編成へと伸ばされるのだとか。そのため現在は6両編成となっている6000系に中間車を1両ずつ組み込むため、今回の増備に至ったらしい。

 

 東急田園都市線沿線民としては、これでさらなる通勤時間帯の混雑緩和&遅延抑制に繋がれば、ハッピーなんだけどね。そんなことを思いながら、多くのレイルファン(東急ファン?)とともに、新しい車両を出迎えていた。

 

 

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↑引き込み線に停車。

 

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↑同じく引き込み線に停車中、今度は後ろから撮影。引き込み線は横浜線田園都市線に挟まれる形(?)であり、写真の手前右が横浜線ホーム、奥左(停まっているのは恐らく東急8500系)が田園都市線下りホーム。

 

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↑一番後ろの車両のアップ。今回の中間増備車の連結位置はどうやら3号車(大井町方から3両目)になる模様。

 

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↑荷受け線から車両基地(?長津田検車区)への搬入は東急7500系「TOQ i」が担当する。てか初めて見た。田園都市線上りホームより撮影。

 

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横浜線の主力車両、E233系6000番台も撮影してきた。前来たときは205系だったような......(←何年前だよw)。

 

 

 

検測車 on 東金線(東金~求名)

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東金線を走行するE491系East i-E」。東金~求名の砂押第一踏切(東金市立東中学校の南東方)付近にて。

 

 

 JR東日本の在来線電化区間用の検測車、E491系East i-E」。

 先月(2017年7月)の水戸線(→記事)に続き、今回は東金線で(検測をやるということで)撮ってきた。

 

 正直、東金線なんて5駅13.8km(ウィキペディアより)しかないし、貨物や特急や観光列車が来るわけでもないし、沿線でマトモに撮ったことある人なんてかなり少ないんじゃないだろうか?

 そんなマイナー路線の撮影にも“線路を行く”は挑戦します!!。でも撮影地の情報が(インターネット上に)無いから自分で探さんといかんのよねぇ。Google Mapでストリートビュー機能などを駆使し、1時間近くかけて探したわ。

 

 だが、実際行ってみると、草茫々で撮れへんわ~orz。慌てて別のポイントを探してナントカ撮ったのが上の写真。

 駅南方にある遊歩道みたいなトコロは草茫々で荒れ果てて歩けそうもなく迂回させられるし(結局踏切渡って線路北側をまわることに、おかけで練習用に考えてた列車1本見送るハメに)、クソ暑くて汗は滝のように流れるし、あとで昼食にと立ち寄った商業施設は休みで飲食店全部やってないしで、過去に類を見ない超過酷な撮影行程だった。

 しばらく東金線は乗りたくないわ~(苦笑)!!

 

 一応行き方。

1. 求名駅はホーム上に改札がある。

2. 跨線橋の階段を登り、左(北口?城西大学側の駅出口)へ。

3. 駅前の公園を左(南西)へ(線路沿いに)抜ける道を行く。

4. 突き当たり(奥に「さいとう整骨院」)を右折。

5. 県道124号線を暫く進む。

6. 左手のファミリーマートの先の小川を渡った(※手前の道ではない)直後を左折。

7. 次すぐの角を右折。

8. 暫く行くと右手にカインズホーム建物裏側(駐車場入口)が見えてくる。

9. その建物が終わった直後の角を左折。

10. 右手に東金市立東中学校(のグラウンド?)が見えてくる。

11. 踏切(砂押第一踏切)を渡ってすぐの道幅が少し広くなったところがポイント。

12. 上り(大網経由千葉方面行)列車が撮影できる、正午頃順光?

 駅から徒歩約25分くらい。注意点はたまに車が通るので、道の真ん中ではなく道幅が広くなった隅の辺りじゃないとマズい点。ので、収容人数は1人が限界だろう。

 さらに右折して農道を線路沿いに(東金方面へ)進み、次の踏切(北田間踏切)と交差する道路(農道ではなく舗装されている)手前の農道を左へ少し入った辺りが、3つ目の写真の(本来撮影する予定だった)ポイント。こちらは大人数収容出来そうだが農道上なので田植え期や収穫期は(農業用車両が往来するので)不可。まあ草茫々で現状は撮影地とは言えないけど。

 

 

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↑普段は普通列車として209系2000番台(2100番台含む)の4両編成または6両編成が来るほか、朝夕は京葉線直通列車などでE233系5000番台も見られる(らしい)。

 

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↑本来予定していたポイントの北田間踏切南方の農道上から撮影。稲穂と絡めて撮りたかったのだが、ご覧のように草茫々で車体にまで被ってしまっている。この辺りは収穫が早いらしい(早場米とかいうやつ)ので、稲穂と絡めて撮るのは諦めるしかないのかorz。

 

 

<関連記事>

 2017.07.28記事「検測車 on 水戸線(玉戸~下館)

 

 

 

駅撮り JR武蔵野線 - 船橋法典駅

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武蔵野線の主力車両、205系。近々、山手線E235系投入で炙れた(?)E233系500番台が中央総武線各駅停車へ回り、その玉突きでE231系がこっち(武蔵野線)に来て、205系が置き換えられてしまうのではないか、という噂が……。205系天国もついに終焉!?。ちなみに「しもうさ」号は大宮~武蔵野線西側~京葉線海浜幕張を結ぶ列車で1日3往復を設定されている。

 

 

 今日は駅撮り(駅構内、主にホーム端から、駅へ進入する列車を走行写真として撮るってことね)(駅舎を撮るとかいう意味ではなく)をして来た。

 

 今のデジカメにしてからは、なるべく駅を出て沿線での撮影にするよう意識しているので、駅撮りは先月行った山形鉄道フラワー長井線の四季の郷駅(→記事)以来2度目なんだけど、たまにはいいかな、と。

 

 メリットは、

・列車に近づける(沿線撮りだと柵なんかがあったりしてあまり近づけないことが多い)

・駅から歩かなくてよい(マイカーで撮りに行く場合はあまり関係ないが、自分のように“乗り”と“撮り”を両立したい人には重要)

・JRの近郊区間などで、大回り乗車の途中に訪れるようにすれば移動費が安く抑えられる(学生時代は重宝したわー)

ってところだろうか。

 

 かつて山手線や埼京線横浜線などJR首都圏各線で活躍していた国鉄末期のオオモノ通勤型車両「205系」が未だに主力を張っていて、あとは貨物列車や団体臨時列車で特異な車両が来ることで、“撮り鉄”な方々には人気の路線。

 競馬場の最寄り駅として知られるけど、府中本町方のホーム幅が広いので収容人数(苦笑)が多め、ということでこれまた“駅撮ラー”に人気なスポット。

 自分も学生時代に何回か来たような……。

 そんな、JR武蔵野線船橋法典駅、に今回は行って来た。

 

 

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↑一番上の写真と同じ205系だが、よく見ると先頭車の側面ドアの窓が小さく、これは元山手線用車両の特徴。車両を組み替えてたりするので、同一編成内で大窓車と小窓車が混在している場合もある。また、今回は掲載してないけど、埼京線在籍時の改造などで、行き先表示器(前面, 側面 共に)がLED式に換えられているモノも存在。

 

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↑本日の本命。国鉄時代に「あずさ」などの特急列車で使用されていた189系。今は団体臨時列車などに利用されている。

 

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↑こちらも205系だが、新製時から京葉線武蔵野線に入った車両は前面のデザインが異なる。

 

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209系500番台。0番台(普段武蔵野線には居ないけど)との変更点は幅広車体にするため、車体下部が裾絞りな感じになっていること。元々は京浜東北線か中央総武線各駅停車向け(どっちだっけ?)に投入され、京葉線用を経て武蔵野線用に。

 

 

 

高徳線を行く - “4K PHOTO”で撮る、吉野川トラス(吉成~佐古)

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↑“4K PHOTO”で撮ったN2000形「うずしお」。

 

 

 “高徳線を行く”のトリを飾る最後の4つ目は、吉野川を渡るシーン。吉成~佐古にある吉野川橋梁は949.2m(ウィキペディアより)もあるらしい。これは撮らなきゃね。

 

 行き方

0. 自分で調べてくれ。

 ⇒メンドクサいですしおすし。今は経路検索とかありますしおすし。

 ⇒ちなみに自分は佐古駅から歩いて50分くらい掛かった。

 

 撮影ポイント

A. 北岸

 ⇒吉成駅方、運動広場があって撮りやすいだろうけど、ほぼ終日逆光

B. 南岸

 ⇒佐古駅方、日中は順光が期待できるけど、河原は農地なのでポイントが限られる

 ⇒もしくは土手から撮る?

C. 西方で線路と並行する国道41号線の歩道上

 ⇒通行する車が五月蠅い、歩道を行く自転車などに配慮する必要あり

今回はCにした。午後順光。

 

 ここからが本題。

 列車の先頭部分に鉄橋のトラスの柱(?)を被らせたくなかったけど、トラスなので隙間がかなり狭いし、列車も結構高速で走ってくるので、単写や低速連写で被らせずに済むのは無謀だと判断して、

 パナソニックのデジカメが備え持つ奥義(笑)、“4K PHOTO”を試させてもらうことにした。

 

 「4K PHOTO」とは、最近のパナソニックのデジカメ(「LUMIX」)の一部機種に搭載されている連写機能なんだけど、普通の連写とは違って、

 予め4K(3840×2160)動画の撮影しておいて、そこから秒間30コマの静止画として写真を切り出す、“なんちゃって”な連写機能なのよね。

 動画から切り出すのでもちろんRAWは不可でJPEGのみ、サイズも最大で3840×2160、メカシャッターも無理、とか制限があるけど、

 露出はシャッター優先モードが使えるので、被写体ブレを軽減することは可能。

 

 というわけで、早速使ってみた。

 “4K PHOTO”専用のボタン(開始・停止・長押し中撮影、の割り当てが可能)があったり、

 全てのコマを静止画として保存するわけではなく、動画として保存しておいてデジカメで好きなコマ(複数可能)を選んで静止画として保存するので、気付いたら何百枚も……にはならないのが便利。

 

 

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↑コレの次のコマが、

 

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↑コレ。さすが秒間30コマやで!!

 

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↑おまけ。これも“4K PHOTO”でベストなタイミングのを切り出し。写真の1500形の7次車(なんと2両しかない!!)は他期導入車と製造メーカーが違うせいで車体デザインが大きく異なるんだとか。結局この時以外で撮れる機会はなかったorz。

 

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↑南岸の土手から単写で撮影。見事(悪い意味で)に先頭がトラスの柱に被ってしまった。つーかなげー!!さすが1km近くあるだけはある。次来るときは橋梁の長さを活かした構図に挑戦したい。

 

 

<関連記事>

 2017.08.14記事「高徳線を行く

 

 

 

高徳線を行く - 大坂峠園地からの大俯瞰(讃岐相生~阿波大宮)

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↑普段は16:9比率(スマホやテレビと同じだから個人的に好き)で撮ってるけど、もう少し縦が欲しかったので今回は3:2比率で撮影。まあ使ってるデジカメのマイクロフォーサーズ規格は4:3比率で設計されてるから、それでも縦の分を損してるんだけどね。

 

 

 “高徳線を行く”の3つ目は、讃岐相生~阿波大宮で、香川県徳島県の県境にある峠(大坂峠)の展望台(大坂峠園地)からの大俯瞰。讃岐相生駅周辺に広がる小さな港町、を駆け抜けていく高徳線列車なシーンを撮影できる。

 

 行き方は、

1. 讃岐相生駅を出て正面の道を進み、国道11号線(「阿波街道」)へ出る。

2. 右折し、「阿波街道」を鳴門方面へ。

3. 暫く行くと、「大坂峠入口」という交差点がある。

4. 右折し県道1号線に入る。

5. 峠道を延々と進む。

6. 「東かがわ市」と「鳴門市」の看板の手前左側に、舗装された道があるので入る。

7. すると、「大坂峠園地」の少し開けた場所(駐車スペース?)に出る。

8. 左方にある階段を登り、展望台へ。

9. 徒歩はシンドそうだったので、ワタクシはタクシーを使った、駅から車で約15分。

 

 徳島方面へ行く下り列車が撮影できる。午後順光。

 ちなみに、展望台とはいえ、屋根が付いたテーブルとイスが1セットあるだけで、売店自販機どころかトイレすら無いので注意。駅で済ませるか、「大坂峠入口」交差点から「阿波街道」を鳴門方面へ2~3分歩いた先にあるローソン(閉店してたらスマン)で飲料軽食を調達しつつ借りるしかない。

 

 天候が宜しくなかったのと、充分な下調べが出来ていなかったのと、タブレットやノートPCなど大型ディスプレイを持参しなかったので撮影の都度で細部の確認が困難だったのもあって、正直言ってどの写真も少しイマイチな出来栄えに。

 あとデジカメの解像力を過信し過ぎたかな。右上の海やら山やらを削って(もちろん構図の話ね)もう少し列車をアップにして撮った方が良かったのかもしれない。

 ちゃんと反省すべき点を押さえて、好天の時にまたリベンジしたいなあ。

 

 

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↑ちなみに列車をあんまり下の方へ行かせすぎると、写真のように前にケーブルが被ってしまうので、避けるには先頭がカーブに差し掛かり始めたくらいでシャッター切るしかない。結構難度高い。

 

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↑もう一つ上のカーブならケーブル被りを気にせず撮影出来る。ただこちらは光線状況が恐らく午前遅く順光となるので注意(滞在時間が午後だったため、車体側面が陰りイマイチな出来栄えになってしまった)。コチラは普段通り16:9比率で撮影。

 

 

<関連記事>

 2017.08.14記事「高徳線を行く

 

 

 

高徳線を行く - 造田~神前

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↑N2000形「うずしお」。ちょっと見辛いけど、“SHIKOKU”のロゴが消えかかって“SHIOIU”になってる、JRの方、直してあげてー!!

 

 

 “高徳線を行く”の2つ目は、造田~神前で、山(何の山か知らん)をバックにカーブを登ってくるシーンが撮れる場所。

 

 行き方は、

1. 神前駅を出て、正面の道を直進。

2. 次の角を右折。

3. 暫く行くと高徳線の踏切が見えてくるので、手前を左折し、県道141号線へ。

4. 次の信号(左奥にセブンイレブン)を右折、暫し直進。

5. 2つ目の川、

 ⇒1つ目の川は土手が高くなってないので、道路が手前で登り勾配になってない。

 ⇒2つ目の川は土手が高くなっているので、道路が手前で登り勾配になっている。

6. の手前の土手を右側に入る。

7. 少し進み、高徳線の線路の手前付近がポイント。

8. 駅から徒歩約15分くらい。

 

 高松方面行の上り列車が撮影出来る、恐らく午後順光。

 この時期(初めて来たので他の時期がどうなっているかは知らん)気になるのはやはり茫々な草、土手と線路が交差する付近はかなり茫々(2m以上あった気がする)だったので、これ以上正面がちに撮るのは難しいと思われる。

 

 

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普通列車で使用されている1500形。導入時期によって若干の仕様が異なり、写真の“1506”を含む初期導入車(1次車?)は、前面の行き先表示器の位置が他期導入車と異なる(らしい)。

 

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↑こちら“1553”は4次車。上の“1506”とは、前面の行き先表示器の位置(貫通扉上部に)、前面下部のスカート(排障器)の色(緑が濃い)、車体側面のロゴ(SHIKOKU→ECO)、の違いが写真でお分かり頂けると思う。

 

 

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